なんとも言えない色

こういう空がすごい好き。

特に好きなのは、画面中央線よりやや下、この藍だか、オレンジだか、白だか、

『なんとも言えない』 いろ。

例えば、今白黒のこの画に色付けしていくとする。

あえて複数人での共同作業とし、役割を分担する。

あなたは青、あなたはオレンジ、あなたは白、、

上と下から塗り始めていくと、互いにきっと戸惑い合うはず。

この『なんとも言えない』部分で。

すると彼らは自分の絵の具を互いに混ぜ合いだす。

一つの『なんとも言えない』いろができた。

もしこれが、仮に青とオレンジのツートンカラーだったら、

両者の間に線を引かなくてはいけない。

ここまでは青でだから俺の役割、だけど線の向こうは管轄外。

想像だけでも、とても冷たい写真に見えてくる。

でも周りを見て、私はここまでが仕事だから、あとは知らんぷり、

そんな人がどれだけいる?

困った時に、自分の素敵な絵の具を出し合って、

一つの『何とも言えない』仕事をする。

今立ち上げ構想中のブランドはこんなことを目指しています。

こだわらないことが、こだわり。 

無節操だけれど、なんでも受け入れられる柔軟なあり方は保てるはず。

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