【偉人に学ぶ】独立を目指す人へ、「こだわり」の必要性。

憧れている、目指している経営者は誰か?と聞かれた時、決まって答える人物がいます。

ユーモアがあり、遊び心を忘れない、パッと明るく、笑顔が素敵な一人のイギリス紳士。

人を引っ張って成功する人とは、こういう人なのだなと思います。

ポールスミスの創業者、Sir Paul Smithです。

さらに彼を尊敬する理由は、彼の並々ならない努力家ということと、自分の信念を最後まで貫き通したことです。 

今日は、僕が彼の姿勢から学んだ、ぜひ『独立を目指している人と共有したい』お話です。


ー Sir Paul Smith 

彼はイギリス、ノッティンガムに生まれ、街のテーラーで働いていた。「独立したい、自分の店を持ちたい」と強い希望を持っており、テーラーの主人が彼の熱心さを認め、バックヤードを使わせてもらうことになった。 3.5m × 3.5m 窓なしで、店舗というにはあまり小さいものだった。しかし、彼はここを街で一番魅力ある特別な店にしたいと努力し、「自分がやりたいことをする」という信条は崩さなかったという。 こうして生まれたのが Paul Smith の第一号店だ。

「自分がやりたいこと」をする。


ー こだわることの必要性。

まず仕事を始める時に、前提としてあることは、


あなたから買う必要はない。

という現実だ。 まずはことのことをしっかりと受け止める必要がある。

だから「あなただから買いたい、あなただから応援したい」と思ってもらうことが必要だ。「あなただから」の「あなた」にどこまで価値を持ってこれるか?もっと言ってしまえば、


「あなた」と「その他大勢」との違いをどこまで世間に見せられるか?

これが、成功する一つの分かれ道かなと思う。その違いを生む材料となるのが、あなたのパーソナリティーだ。あなたの「想い」だったり、「経験」だったり、または「夢」だったりする。 それが、仕事に「こだわり」として出てくるのである。

ノッティンガム(イギリスでもそれほど大きな街ではない)の小さな裏部屋のような店が、世界進出を果たせたのは、ポール本人が、『自分のやりたいことをする』というこだわりを持ち続けたからだろう。


ー こだわりで名が売れるには時間がかかる。 

ポールの第一号店オープンから、パリで初めてのショー開催し、軌道に乗るまで6年もの歳月がかかっている。時間がかかるのだ。 

仮に1年間、客足もさっぱりで、売上が伸びず、すぐに結果につながらなかったらどのような気持ちになるだろうか? もちろんこの間も、もし店舗を持ったのなら家賃、光熱費、人件費などがかかり続けるのだ。それはもう不安でいっぱいだろう。 おまけにこれが6年も続くと思うと。。。

もっと売れるものがあるのではないか? 少し妥協しないといけないのではないか?

誰もがしびれを切らし、こう思うは当然だ。しかし、これが2つ目の別れ道かなと思う。

妥協してしまったら最後だ。 


自分が良いと思ったものは、他にも良いと共感してくれる人はいる。

そのためにもクオリティを保ち続けることは、とても重要だ。そしてその姿勢を誰かは必ず見ているものである。 ポールの場合は事実、ノッティンガムが小さい街のため、徐々に評判が広まり、1年ほど経つとその評判を聞きつけロンドンからバイヤーがくるようになった。 

しかし、現実は変わらず支出が発生し続けてしまう。 こだわらないといけない、日銭も作らないといけない。 それなりの工夫が必要だ。 ポールは、独特な方法でこの場を切り抜けた。


ー こだわりを保つに必要なことは、バランス。

彼はかなりユニークな人だった。 小さな店のため、毎日営業しても売れ残ったら在庫を置ききれない。そのためどうしたか? 

金、土曜のみの営業とした。 日曜から木曜は、その他フリーランスの副業を何でもした。

仕入れの代行、仲介業、デザイン業など多岐に渡った。

日曜から木曜は、確実に稼げる副業をして、家賃と生活費を稼ぐ。空いた時間で自分の製品も作る。 


金曜、土曜は、思い切りこだわり抜く。 売れなくても、利益がでなくても、自分の世界観をフルに表現する。

すると次のようなことが起きる。


  • 金曜土曜には素敵な世界観に感動し、共感するお客さんが現れる。
  • 日曜から木曜の収益のおかげで、日銭も出来、さらに下積みもできる。

このようにして、フリーランスの方は軌道に乗せて行くのが近道だと考える。


私も本職はフラワーデザイナーだが、それに関連する副業を何でもしている。 庭の剪定、生花の輸入、イベント運営、フリーの旅行ライターなどである。 どんな仕事も、一つとして無駄なことはなく、つながった縁が必ず本業で生きてくると信じている。 

ここで得た経験が、例えば直接コロンビアの生産者から花を輸入できるフラワーデザイナーだとか、 飲食店やアパレルなど異業種との交流で視野が広いフラワーデザイナーだとか、

一見少し変わった花屋になることができる。


ー 付け足して、もう一つポールから学べることは、

最初はマーケットエリアは小さくしたほうがいいということである。

やはり一番大切なのはリアルでのつながり、リアルでの口コミなので、

顔を覚えてもらいやすく、評判が広がりやすいように、エリアを限定して見るのも考える余地があるのではないかと思う。


ー 最後まで読んで下さりありがとうございました。

この記事は、以前ポールスミスがロンドンで公演した時のビデオを見て感化され、

ぜひ皆様、特にこれから独立しようという方と共有したく書いたものです。

英語版ですが、こちらに元ネタを貼っておきます。

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