【#アートからの学び】経営者、フリーランスの方向け「0を1にする話。」

先日の岐阜アートフォーラムは、多くの方々にご来場いただき、大変素敵なイベントになりました。いろいろな人に助けてもらい、ご教授も頂きながらの展示会で、大変勉強になりました。生花展示のため、水やりのためにこの8日間、毎日通い続けた岐阜の街を後にするとき、思わず泣きそうでした。いろいろ感慨深いです。

上宮寺の皆様、アートフォーラムの出品者の皆様、大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。



ー 創作の難しさ

今回のことは、僕の花人生の中でも重要な出来事のように思う。

今まで花屋として、お客様からの注文があり、そのニーズに応えるべく制作をして、喜んでいただくことが仕事だった。


しかし今回は、全くの自由。 制約がないと、不思議と困ってしまった。

ということは、今までは本当の意味でアーティスト(表現者)とは言えなかったのだろう。


なぜ難しいと思ったのか?

それは普段の制約がある世界で慣れてしまっているからだ。

0を1にする時に使う脳の部分が鈍っているから、、 多分そうだろう。

これは普段の日常生活においても、ありふれた話だ。


例を挙げればキリがないが、

  • 今や誰でもテンプレートで簡単に作れてしまうHPだが、全く白紙からプログラミングしようと思うと、それなりの専門知識と時間と労力がかかる。
  • 作文で、小説の読書感想文を書くのは容易いが、新しく小説を書き、ましてやそれを世に出回るほどのクオリティにしようという時には、それまた膨大な経験と労力を要する。


はじめての経験だから、脳がパニックゾーンに入る。

また得意の無意識思考タイムが始まる笑


↓ コンフォートゾーンからパニックゾーンの詳しい説明



ー カルーナ(花言葉:連理の枝)との出会い

自分でも信じ難いことに、市場に行くまで使用花材を決めていなかった。 

決められなかったが正解かもしれない。 表現の制約はなくても、花の育つ環境的制約がある。 一番最初、あらかじめ使いたいなという花材を決めていた。 切り花コスモスだ。

けれど、オアシスに挿し花をして、会場で保水しながら一週間持たせることはあまりにも非現実的だった。 相方と試行錯誤したけれど、どの案もいまいちピンとこない。 


そしたらいつの間にか、仕入れ当日になっていた。 止むを得ず市場で当日花を見て決めるしかなかった。 けれど、たまたま通りかかった鉢物コーナーで、「これだ!!!」という花が目に入った。 即決だった。 それが、カルーナ・ブルガリス。 脳がパニックゾーンに入ったままだと、こういう無意識に自分が求めている花材が手に入るから嬉しい。  

見た瞬間に、足繁く下見のために通った会場の映像が頭にうつり、スッと腑に落ちた。

しかも、設営方法も瞬間的に思いついた。 大変現実的な方法で、十分実現可能だった。


人間の脳って、本当にすごい。


ー 0から1を生み出す方法

これは今回の作品作りを通して、気がついたこと。

  • 一人の力では生まれにくい。 相談相手が必要。
  • 机の上での計画は無価値。 とにかく動き、やってみる。
  • ダメだったら次、またダメだったら次と、試行錯誤を繰り返して、少しずつ形になっていく。 


つまり言いたいのは、

最初100%を求めずに、30、40%のプロトタイプを徐々に煮詰めていく

のが早いということ。


新しくビジネスを起こしたい、イベントを立ち上げたい、発明をしたいなどの人がいたら、ぜひ一度試して見ていただきたい。



ー 無駄に価値がある

アートフォーラム打ち上げの時、彫刻の衣笠先生が、素敵なことをおっしゃっていたのを思い出す。 


「秋の紅葉の季節。 お寺境内の大イチョウから、一枚のイチョウの葉が舞い落ちた。

その落ち葉の下にいたのが、

ルンバだったらどうする? 

俺だったらどうする?」


ルンバからしたら、間違いなくゴミだ。 床上で検知した異物は瞬時に除去しなければならない。

人だったらどうするか。 もちろん全員ではないし、一部の人だとは思うが、胸ポケットにさしたり、拾って子供にあげたり、そんな粋なことをする人もいるかもしれない。


これがアートだ。 アートとは創作活動。 つまり0を1にすることだ。


落ちたゴミ同然のイチョウの葉っぱが、ファッションに季節感を出すアート作品になった。


ちゃんと0が1になっている。

ここに、人間ならではの価値、存在意義があるのではないか? 


⬇︎ 河原で拾った何気ない流木も、作品にできる


持論だが、これからの時代は、人の手によって作られたものの価値が上がると考える。

人口減少による労働人口の減少と産業の自動化が進むためだ。

昨今のハンドメイドクリエイターの急増も、その流れなのか?


仕事でも勉強でも、0を1に変えるということを意識する必要があると思う。

誰でもできてしまう仕事はロボットでも出来る時代がすぐそこにある。

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